2024年9月25日以降、「規約違反により、規約違反のため、12時間後にアカウントがブロックされます。」という内容のSMSがTelegramから届いたという報告が、SNS上で多く寄せられています。
この記事では、このメッセージが詐欺なのかどうかを詳しく調査しました。
「規約違反のため、12時間後にアカウントがブロックされます。」というTelegramのSMSに関する報告
2024年9月25日以降、「規約違反により、12時間後にアカウントが停止される」という内容のSMSがTelegramから届いたという報告が、SNSで相次いでいます。
確認されたSMSの内容は以下の通り。
テレグラムからSMSでこんなメッセージが来たのだけど、リンク踏まない方が良さそうな気がするので、様子見。 pic.twitter.com/ycqmMLQKzA
— Haruka | 幸せクリプトライフ (@Haruka_calypso) September 16, 2024
スマホのSMSへ〝Telegram〟からいきなり
『規約違反のため、12時間後にアカウントがブロックされます。解除はここにアクセスして~』
ってメッセージが〝日本語〟で届いたのだけれど……。お前、いつ〝日本語対応〟になったんや。
って思った。
※テレグラムは日本語非対応。 pic.twitter.com/8ZeLPodYTV— 言葉遊び.com( 淺羽一 ) (@KotobaAsobiCom) September 21, 2024
「規約違反のため、12時間後にアカウントがブロックされます。」というTelegramのSMSは詐欺です
SNSやRedditで報告されたメッセージのリンク先には、wek-teiegram-j[.]topやlogin-telegram[.]comというURLが使われていますが、これらはTelegramの公式ドメインとは異なります。
Telegramの正規のドメインは以下になっています。
詐欺メッセージのURLには、「login-」や「teiegram」というように、細かい違いがありますが、これは公式とは全く別のドメインです。
リンクをクリックすると、あたかも本物のログインページに見える偽サイトが表示され、そこで入力した認証情報が盗まれる可能性が非常に高いです。
さらに、当方の調査によると、詐欺に使われたlogin-telegram[.]comというドメインは、2024年9月23日に登録されたばかりであることが判明しました。
この登録情報はWhoisで確認することができます。
数日前に登録されたドメインが、Telegramの正規の確認用ページである可能性は極めて低いため、詐欺目的で急遽作成されたものであると考えられます。
詐欺SMSに対するユーザーの対応策
上記の調査結果から、このSMSは詐欺である可能性が極めて高いと言えます。
リンクをクリックして、個人情報や認証情報を入力すると、それらが詐欺師に盗まれる危険性があるため、このようなメッセージを受け取った際は、リンクにアクセスせず、すぐに削除することを強く推奨します。
まとめ
この記事では、「規約違反のため、12時間後にアカウントがブロックされます。」というTelegramのSMSが詐欺であるかどうかについて調査しました。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。